ナチス式敬礼の真実
今回はナチス式敬礼の真実について解説していきます。
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今回はナチスドイツ式の敬礼ポーズである、ハイルヒトラー(ヒトラー万歳)について解説していきます。
実は単なる敬礼ポーズではないのです。
ハイルとはドイツ語で万歳、ハイルヒトラーとはヒトラー万歳という意味になり、この呼称を強制させることでナチスのプロパガンダ戦略が潜んでいると言われています。
独特なかけ声と敬礼を行うナチス式の挨拶は、1933年にヒトラー内閣が成立すると、ヒトラーへの揺るぎない忠誠の証として国家公務員を中心に義務づけられるようになりました。
しかも強制度合はかなり強く、たとえ手足に障害があったとしてもフレーズとポーズはしなければならなかったのです。右手がダメなら左手を上げるように指示されていました。
学校で授業の開始はナチス式の敬礼から始まり、子供たちはナチスの影響を受けていきました。
大人から子供までナチス式の挨拶を強制することで、いたるところでヒトラーへの称賛の声を聞くことになり、これがナチスの狙いだったと言われています。
宣伝相のゲッベルスは最高指導者であるヒトラーを人々が理屈抜きに崇拝するように仕向けるために、「ハイル」とうフレーズを使うよう強制しました。
国民は毎日のようにナチス式の挨拶を見たり聞いたりするようになって、ヒトラーへの忠誠心を刷り込まれ、挨拶を巧みに使って国民からの妄信的な支持を獲得していきました。
ちなみに、ナチス式敬礼は今はドイツとその周辺国では絶対にしてはいけません。
第二次世界大戦後のドイツでナチス式敬礼は「ナチ賛美・賞賛」とみなされて民衆扇動罪で逮捕処罰の対象になってしまいます。
これは観光客も例外ではないので、ドイツへ旅行するときは特に気を付けなければなりません。
数字の88と18にも気を付けないといけません。
「8」はアルファベットで「A」から数えて8番目の「H」に当たり「88」は「H・H」。ネオナチは「ハイル・ヒトラー(HEIL HITLER)」の意味で88を使うそうです。「18」は「A・H」で「アドルフ・ヒトラー」という意味になります。
P&Gがドイツで販売した洗剤の容器に「88」「18」の数字が印字されてたので販売を停止した事件がありました。
「88」「18」の数字を使っただけでは罪になることはないですが、タブー視されています。
日本だと学校で答えが分かったら手を挙げるますが、今のドイツは人差し指だけ伸ばしてナチス式敬礼に見えないようにしてます。
国が違えば挨拶や数字にも気を付けないと処罰される可能性があるので、旅行するときはその国についてよく調べてから行くようにしましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございました。